朝井リョウの「正欲」を観てきました、この文章はネタバレを含むつもりで作るので、劇場で作品を見たい方にはおすすめしません。
これはですね、確か2,3年前に朝井リョウが原作を書いたものなんですけれども、 朝井リョウというのはですね、有名なところだと「何者」とかを書いた人で、これも映画化しているんですが、 彼はもともと早稲田の文構出身でですね、早稲田には時々彼の熱烈なファンがいるわけなんですけれども、 今回ですね、ガッキーとかが主演の「正欲」という映画を見ていきました。
朝井リョウっぽいというか、何というか重く終わっていく映画でございまして、 こういうのきっと好きな人と嫌いな人に分かれるだろうなというふうに思っていながら見ていたんですけれども、 彼の作品は読んだことがなく、映画も何者と今回の「正欲」でしか知らないんですけれども、 人間のどうしようもなさというか、ある意味ではありのままみたいなところを出すのが得意とかっていう、 すごい薄いコメントに僕はこれを書いていて感じているんですけれども思っている一方で、 ある種気持ち悪さみたいなものをそのまま出してそのまま終わるみたいな映画だったかなというふうに思っています。
そういうふうに演出しているのは監督や脚本など映画を作っている人たちだと僕は思っていますが、 きっと彼の作品もそんな感じだというふうに思っていて、 「正欲」というのは正しい欲というふうにこの漢字を書くんですけれども、 結局人間はいろんなところに欲望があるよねっていうところで、主人公的な人たちが好きなのは水なんですね。 ガッキーもいわゆる水フェチというタイプに分類されますが、水が好きな人たちがいわゆる偏愛といいますか、 ある意味社会的に認められないマイノリティなわけで、 マイノリティが故に苦しい思いをこの実際の人間社会でするみたいな話ですし、 重さの中で終わる映画だったと思っていて、 いろんな作品を読んでみたいし、見てみたいなというふうに思った次第でございました。
数日前に見た映画ですので、感想がだいぶ薄い感じがしますが、一旦この辺にしておきます。