Apple Vision Proと情報過多について書こうと思います。Apple Vision Proが先日発売されました。日本では残念ながら未発売なのですが、日本円にして確か50万円だか80万円だかといった価格だったような気がしています。Twitterには、それぞれがどのように使っているのか、どういう使い方がいいかというようなデモの動画が溢れていますが、僕はその中で一つ、目に留まったものがありました。
Apple Vision Proをつけながら、NBAの試合を同時に6個、5個か6個ですね、ディスプレイとして表示させると。そして、左側にスポーツベッティングのスコアなどを出して、右側でXを見るみたいなもののデモ動画を見たんですが、僕はこれを見たときに、情報量が多すぎるというふうに思いました。
情報過多という言葉が長い間言われ続けていますが、SNSをはじめとした情報に晒され続けている僕たちの生活に、さらに情報が入ってくるようなデバイスなのかなというふうにも思っております。情報過多という状態は、僕たちが目の前の情報の供給に対して処理ができていないことだと思うんですが、意外にも情報過多である状態というのは気持ち良いわけなんですね。
これが何でかというのは、多分ドーパミンなどが出ているのかもしれませんが、一方で、その多すぎる情報のほとんどを僕たちは翌日には覚えていないわけですね。なので、きっと情報というのはそんなにいらないはずだと僕は思っているんですが、Apple Vision Proを見たときに、情報が多すぎてクラッとするようなデモ動画を見て、本当に僕たちが情報に中毒になっているんだなというふうに思いましたし、同時に何個もいろんなことをやるというのは、マルチタスクが好きな人には向いているかなというふうに思いつつ、私はマルチタスクというものがとても嫌いな方なので、これもどうかなというふうに思っております。
使っていないので何とも言えない、ただの外野の意見なんですが、やっぱり根本的に情報が多い状態というのを人間は求めているんだなというふうに思っております。
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