サムネイルはケツメイシの「さくら」です、我々が懐かしいと感じるのは、昔の音楽や映像ではなく、解像度の低いコンテンツであるということについて考えていこうと思います。
「懐かしいなぁ」と思うものの定義を10年くらい前にするとですね、今となったら4Kは当たり前になってますが、当時はまだ480ピクセルとか720ピクセルみたいなのが普通だったかなというふうに思っています。
もっと時を遡り、2000年代になると、その解像度はさらに荒くなり、より懐かしさを感じることが増えていると思いますが、前に最近の映像を解像度を低くしたものがXに流れてきて、僕はこれに懐かしいなというふうに思ったわけですが、一方で元の素材は今のものを見ていると。
つまり、僕が懐かしいというふうに感じていたのが、元の素材がいつ撮られたのかということではなく、その素材がどれだけの解像度で作られているのかというところに懐かしみを感じているのかなというふうに思っております。
最近見たPVでケツメイシの「サクラ」がありますが、これもそこそこ前のミュージックビデオとなっていて、いわゆる解像度が低いようなコンテンツにカテゴライズされると思うんですけれども、この過去のものと今提供できる、例えば4Kのような解像度でコンテンツを再び見たときに、僕たちはその音楽が懐かしいな〜というふうに感じるかというと、またちょっと違った感覚があるんだろうなというふうに思っております。(つまり懐かしさは解像度によって想起されるということ)
ちなみにビジパがビジパっぽく使う「解像度」という言葉は大体誤用らしく、正しくは「解像感」らしいです。
「解像感」という言葉は逆に親しみがないので、私は「理解度がXXである」というように、「理解度」という言葉を使うようにしています。