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資生堂「TSUBAKI」のCMを、「良い」と片付ける誤りについて

資生堂「TSUBAKI」のCMを「良い」と片付けてしまうことの誤りというところで、資生堂って2008年とか9年とかに大きな広告宣伝費ですね、ネットによると50億とか書いてあって、本当か嘘かわからないんですけれども、とにかくお金を入れまくってCMを作っていて、

僕はこれは小学生2年生とか3年生だったんですけど、確かに今でも覚えてるCMで、いろんな綺麗な人たちが出てきて、「日本の女性は美しい」っていう、黒字の背景に白の文字が書かれていて、これマジでエヴァンゲリオンだろって思ったんですけれども、そういうCMがあるんですね。

YouTubeで公開されていて、コメント欄見ると「すごい」とか「最高」とか、そういうポジティブなコメントがたくさんあるんですけれども、そりゃこんだけ金かけててそうなるよなっていう話ではあるんですよ。金かけてればいいものができるのかっていうのはまた別の話ですが、一方で、大衆が「いい」とか感動するとか、メモリーに残るようなCMっていうのは、ある程度そこに投じた予算と比例というか相関関系はあるなというふうに思っていますが、一概に「脳死ですごい」片付けることはちょっと違うなというふうに思っています。

ですし、CMは当然、男性も女性も見るものですけれども、こんだけ綺麗な女性がたくさん出てきたら、男性は当然記憶に残るし、「すげえ」というふうに思うわけですね。別に男性ってTSUBAKIのターゲットでも何でもないんですけれども、記憶に残るのは事実ですし、これを見ている女性だってきっと、シャンプーのCMによくありがちな、髪の毛にいろんな成分が入っていますみたいな、そういうのはあると思うんですけど、TSUBAKIはそういう訴求は別にしていなくて、有り余っている女優とタレントを使いまくっているというCMなんですけれども、そういうのを見ただけで、やっぱりドラッグストアで、手に取る十分な根拠になるなというふうに思っております。

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